今日、とある自治体の皆さんとの市民巻き込み型の企画の打合せで
「地域循環共生圏を進めるうえでの“中核人材”って、結局何ですか?どんな効果がありますか?」という質問をいただきました。
私の知見に基づき、現場で起きる効果をお伝えすると、有用性についてはしっかりご理解いただけたようでした。
そして、このあと高確率で出てくる問いがあります。
「その中核人材って、どうやって生まれる(育成する)んですか?」
成功事例と言われるモデルの多くには、エントリー前の段階で業務内容・周辺環境・地域の土壌・本人の特性や立場など、
中核人材の核に必要な複数の条件がうまく重なっている方々がいます。
そうした人が、モデルの中でリーダー役やキーマンを担うなかで、中核人材として力を伸ばしていくパターンが多い、と言えます。
<リーダーやキーマンから、中核人材に変わる為の4つのポイント>
- 全体設計(目的・優先順位・ロードマップ)を描き、更新できるようになる
- 多様な主体を束ね、事務局的役割として前に進めることができるようになる
- 資源(人・予算・制度・情報)をマネジメントできるようになる
- やりっぱなしにせず、検証し、定着させる(ここが大切)ことができるようになる
では、そんな素地のある人がモデル事業に応募しないと中核人材は育たないのか?という声も聞こえてきそうですが
私の経験上では、モデル内でなくても、地域で中核人材を意図的に生み出すことはできると考えています。
実際、過去の事務局リーダー業務に携わっていた頃は、7年で約20名以上の中核人材が現場から育ち、活躍していました。
ポイントは、研修的要素を増やすことではなく、
ある“条件”を強く意識しながら、周辺環境や土壌、本人の特性、立場に合わせて、情報提供や助言の設計を丁寧に行うことです。
いまはまだ構想段階ですが、近畿二府四県にまずは1か所ずつ、
この「中核人材が生まれる条件」を実装・検証できるラボ機能を設置・運営(試行)できないか検討しています。
ラボ運営にご協力いただける方々は、すでに確保できていますので、あとは条件が整うかどうか。
この取組は、地域循環共生圏を「計画で終わらせない」ための基盤づくりだとも考えています。
同じ課題感をお持ちの自治体・地域の皆さま、引き続き情報交換できれば幸いです。