地域には、魅力的な活動や優れたアイデアが数多くあります。
地域資源を活かした商品開発、自然を守る活動、企業と自治体による協働、子どもたちへの環境教育―。
どれも地域への想いから生まれた素晴らしい取組です。
しかし一方で、
「実証実験で終わってしまった」
「担当者が異動して止まってしまった」
「関係者が増えるほど話がまとまらない」
そんな声も少なくありません。
実は、地域課題の多くは「良いアイデアがない」ことではなく、「続ける仕組み」がないことに原因があります。
近年、国が掲げる地域循環共生圏やネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーなどの政策も
「地域で実装されて初めて意味を持つ」という考え方へと大きく変化しています。
そのため、第6次環境基本計画でも、地域の挑戦を伴走支援する「中間支援組織」の役割がこれまで以上に重視されています。
中間支援とは、主役になる組織ではありません。
行政、企業、市民、大学、金融機関など、多様な主体をつなぎ、対話を促し、課題を整理し
事業が地域に定着するまで伴走する存在です。
いわば、地域プロジェクトを「始める」だけではなく、「続く仕組み」へ育てる裏方です。
私たちCDIも、政策をそのまま伝えるのではなく、地域ごとの自然や文化、産業に合わせて「地域の言葉」に翻訳し
実装を支援することを大切にしています。
では、その中間支援には、どのような役割や種類があるのでしょうか。
次回は、近畿地域で活躍する中間支援を4つのタイプに分けながら、それぞれの特徴をご紹介します。