近年、官民連携やオープンイノベーションのプラットフォームが全国で増えています。
多様な主体が出会い、新しいアイデアが生まれ、地域に活気が生まれる。このような場は、地域に大きな推進力をもたらしています。
企業や自治体、市民、大学などが自由につながれるため、新しいプロジェクトが短期間で立ち上がることも珍しくありません。
まさに地域を前へ進める「アクセル」や「エンジン」の役割です。
しかし、地域を動かすことと、地域に定着させることは別の力です。
この推進力だけでは、地域モデルが持続可能になるとは限りません。
経済的な成果が見えやすいテーマが優先され、生態系への配慮や資源循環、人づくりといった
時間をかけて取り組むべき課題が後回しになることがあります。
また、短期間の実証実験だけでは、その取組が本当に地域に根付いたのかを判断することもできません。
ネイチャーポジティブや地域循環共生圏は、数年単位で地域と向き合い、対話と改善を積み重ねることで
はじめて成果が見えてくる取組です。
だからこそ、アクセルだけではなく、もう一つ必要な役割があります。
それが、地域の方向性を見失わず、多様な主体が同じ未来を見据えながら歩み続けられるよう支える、もう一つの「中間支援」です。